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つなぐ家

倉敷市に建つ南面に大開口を持つこちらの邸宅。
親御さんやご兄弟ともとても仲良く、家族ぐるみのお付き合いをするご友人も多い
心優しいご夫婦が叶えた“より自分たちらしい暮らし”を可能にする拘り満載のお家。
子供たちや家族、仲間との時間を大切にしたい、そんなご夫婦の想いを紡ぎ繋いだ、ゆっくりと時を刻み色褪せないSEパッシブの住まいです。

 
 

外観
北東からの外観は、立体感と水平ラインが印象的。
オフホワイトを基調とし、屋根・樋・玄関ドアのブラックでアクセントを効かせています。
玄関まわりはややグレイッシュな木目で奥行感を演出。彩度を抑えた色使いでモダンな印象に。
東・西・北面は熱損失を抑えるため、小さめの窓を設置しました。

 

南外観
南側に開けた敷地の特性を生かし、南面に大きな窓を設置。
日射熱で部屋が暖かくなることを計算して作られた家。
また、緑豊かな景色をしっかりと室内に取り込みます。
バルコニー部分には大理石柄の外壁材・軒にはレッドシダーを採用。
バルコニーは夏の日射を遮蔽するための庇としての役割もあります。

 

吹抜キッチン側

LDK全景。開放感のある空間。
吹抜けで冬の日射取得・昼光利用、そして立体通風を実現。
2階ホールへとつながる吹抜けで、2階にいる家族とのコミュニケーションも取りやすく、家族の仲もますます深まります。
オークの無垢床材が美しい、明るい空間の中に程良くブラックを効かせることで、空間が締まります。

 

吹抜リビング側

一体感のあるリビング。
リビングには直接的な照明がなく、テレビ上とサイドの間接照明や吹抜けのブラケットライトで心地よく、やすらぎの時間を演出します。
ソファからも眺められる吹抜け天井のレッドシダーが空間をより贅沢に。

 

キッチン
ダイニングテーブルと一体になっているグラフテクトのキッチン。
お子さんがよくお手伝いをしてくれるので、食器をすぐシンクに持って行くことが出来ます。
片付けがしやすいという利点からもお客様が気に入って選ばれました。
 
また、ダイニング部分の下に2口コンセントを設置しており、家族や友達とパーティーをしたり、ちょっとした充電にも便利です。
ダイニングキッチンの中心にあるダウンライトにはスピーカーがついていて、音楽をかけたり、TVの音をキッチンでも聞くことも可能です。

 

リビング

テレビ裏にはコンクリートブロックの蓄熱体を設置し、モールテックスで仕上げました。
リビングの床には床暖房があり、冬は蓄熱体が暖まった熱を吸収し、夕方以降、部屋が寒くなってくると熱を放出してくれる役割があります。
味わい深い表情と高い意匠性でテレビ鑑賞の時間をもっと楽しく、もっと豊かに。
また、テレビ両サイドに収納を設置。
その中にルーターやレコーダーなどの配線類を隠すことで、テレビ周りをスッキリ魅せます。

 

畳コーナー

畳コーナーは、座るのにちょうどいい高さ40㎝にしてあります。
ここに腰掛けると、リビング全体や外の景色が眺められる、抜群の配置になっています。
脱衣室にも近く、洗濯物を畳むスペースとしても活用できます。
また、畳コーナー奥の壁面にはピクチャーレールを仕込み、いつでも気軽に絵や写真を飾れます。
 
畳コーナーの下には大容量の収納が3つあります。
閉めたときに違和感が無いように白でまとめています。

 

ダイニングキッチン

南窓には全て遮光タイプのハニカムスクリーンが設置されています。
断熱効果があり、熱の移動をしにくくします。
夏は冷房効果があがり、冬は暖房効果を上げることができます。
また、2層になっていてレースにもできます。

階段の下にはルンバ基地があり、中にコンセントも設置してあります。

 

階段から見るリビング

スリット階段で導光と通風を確保&開放感プラス。
窓に隣接した階段で、外の景色を眺めながら上り下りできます。
階段越しに外の景色を眺めながらキッチンで作業でき、料理の時間も一層楽しく。
特注のスチール階段とスチール手摺は形状・納まり・踏板一枚までこだわって設計しています。

 

キャットウォーク
2階廊下

窓のメンテナンス用のキャットウォーク。
ルーバー状になっていることにより導光と通風を確保。
天井の仕上げのレッドシダーがバルコニーまで同仕上で続くことで、空間の広がりが生まれています。
 
開閉するトップライト。
採光と排熱の役割があります。
この窓を開けるだけで、無風の時でも下から外の空気が入って上に吸い出してくれるので夏の暖まった空気を排出するのにとても有効です。

 

子供部屋
子供室は4.6帖とコンパクトながら、しっかりとした収納を確保。
右に見える窓と写真では見えてはいませんが、外に面している窓で採光と通風確保しています。
また、ココタスという2畳用のエアコンを設置しています。
断熱気密が十分とれているので、4.6帖の広さがありますが2畳用のエアコンでも十分に快適に過ごすことが出来ます。
そして、埋め込み型なので見た目もスッキリ。

 

子供部屋2

こちらも同じ広さの子供室。もう一室と同じ作りで、こちらも窓2面で採光と通風確保しています。
収納建具がホワイトなので圧迫感なく、部屋を広くみせてくれます。
子供室を含めて全ての建具を引戸にしているので、開くスペースが不要で開けっ放していても邪魔になりません。
また、2階もトイレ以外全室オークの無垢床材となっており、経年変化を楽しめます。

 

主寝室

主寝室も外部に面している窓が1面なので、内側に室内窓をつけて通風と採光を確保。
主寝室からは扉なしでウォークインクローゼットにつながっています。
 
奥に見えるのが書斎。
リモートワーク等に活用でき、約1.5帖のおこもり感が最高です。
書斎は閉められますが、熱が籠もるのでウォールスリットをつくって熱の移動が出来るようにしています。

 

ウォークインクローゼット

ウォークインクローゼット。
あえて縦長にして、浅めの棚でしっかり収納。
ウォークインクローゼットから直接バルコニーに出ることが出来るので、外で干していた洗濯物をそのまま収納することも可能。
2階の廊下からもバルコニーに直接出ることが出来るので、バルコニーを通ることで移動できます。

 

玄関

玄関ホールには飾り棚を設置。
飾り棚は、施主様が野球をされていて高校野球の時の思い出の品物や記念グッズを飾れたらと思い作成しました。
 
飾り棚の壁にもピクチャーレールを仕込んでいます。
土間部分はシンプルなダークグレーのタイル。
お手入れしやすいものを選んでいます。

 

シューズクローク
シューズクロークもたくさん入ります。
家族用動線として玄関クロークから、トイレ、洗面所、お風呂まで一直線につながっているので、帰宅後すぐに手を洗ったり、お風呂に直行したりできます。
ハンガーパイプがあるので、コートなどもここに掛けておくことができて便利。
玄関に下足入をおかないので、来客時にもすっきり綺麗にキープすることができます。

 

ホビースペース
奥様のホビースペース。
調べものや勉強をするときに使用できます。
机の横には物入があり、背には収納もしっかりあります。
来客があってもリビングからホビースペースは見えないので、自由に使うことが出来ます。
 
ホビースペースを通り過ぎるとパントリーがあり、こちらもお客さんに見えないように冷蔵庫やモノが置けるようになっています。

 

造作洗面台
造作の洗面台はお手入れやメンテナンスのしやすさにも拘って設計。
奥様のこだわりの三面鏡と黒い水栓。奥様のセンスも素敵です。
また、ルンバが掃除できるように下に空間をつくっています。
写真では見えていませんが、洗面から脱衣室にはヒートショックのリスクを減らすためにウォールスリットがあります。

 

脱衣室

清潔感のある脱衣室。
壁は漆喰で仕上げており、調湿・消臭効果があります。
ガスの衣類乾燥機の乾太くんと物干しワイヤー。
ちょっとしたものを干すのに便利です。
 
乾太くんの置台は造作で、既製品の収納カゴがぴったり納まるサイズに。
この造作棚の一番下の段に洗濯機の排水を設置できるように加工してあります。
細かい部分まで使いやすく・見栄え良く仕上げることで、より満足度の高い家となります。

 

お手洗い
奥様のセンスが光るおしゃれなお手洗い。
北欧フィンランドのテキスタイルブランドによるデザインのアクセントクロスとペンダントライト、ブラックのペーパーホルダーの組み合わせがベストマッチ。
サイドから引戸で入れるトイレの配置はとても使いやすく、お子様のトイレトレーニングや将来介護の面でも助かります。
トイレ・脱衣所の床はクッションフロアで仕上げており、水に強くお手入れしやすいです。

 

リビング_畳コーナー
畳コーナーからの眺め
吹抜2
キャットウォーク2
階段
玄関2
吹抜_畳コーナー
吹抜_夜
夜外観

 

・構  造:SE構法 2階建て ガルバリウム鋼板縦ハゼ葺き サイディング仕上げ

・1階床面積:73.07㎡(22.10坪)

・2階床面積:44.92㎡(13.58坪)

・延床面積:117.99㎡(35.69坪)

・UA値:0.45W/㎡K

・Q値:1.62W/㎡K

・ηAc値:1.2

・ηAh値:2.4

・μ値:0.031

・C値:0.37㎠/㎡

・耐震性能:耐震等級3(最高等級)

・耐風性能:耐風等級2(最高等級)

・認定長期優良住宅

※躯体・基礎 構造計算済み

 

今回の邸宅のプランニングに先立ち、施主様とお話ししていく中で明確になったテーマは「みんなが集える場所」。
小中高と本格的に野球に青春を捧げてきたご主人と、いつも無邪気で心優しい奥様、わんぱく盛りの男の子と、はにかんだ笑顔がキュートな女の子の4人家族。
ご両親やご兄弟、ご友人たちと週末にタイミングが合えばよくBBQを楽しむそうで、折角ならそんなご家族や仲間たちと時間を気にせず過ごせる場所に出来たらとの想いから計画はスタートしました。
LDKは直線配置とし、小上がりの畳コーナーを隣接させたことで一度に数家族がどこに腰を掛けてもきちんと繋がることが出来るようになります。
併せてリビングに吹抜を設け上下階を繋いだことで、2階で遊ぶ子供たちにも目配りが容易になり、そこにいるみんなが繋がる空間となりました。
また、家事導線と家族動線を繋ぎ、来客動線のみを分解したことで、「魅せる」と「隠す」が容易でシンプルになり、使い勝手も格段に向上します。
空間や動線といった間取りだけではなく、敷地の向きや隣家の位置・高さなどの周辺の状況を考慮し、太陽熱の取得や遮熱、導光、風の道や視線などをデザインした『つなぐ家』もまた、この場所だからこそ実現した住まいです。