2017.08.10 / おうちのコラム 夏の気温のおはなし -夏さ対策のご紹介- おうちコラム vol.22
こんにちは、8月に入り暑さも本格的になりましたね。
先日知人と子供のころの夏の気温の話になり、『昔はこんなに暑くなかったよね・・。毎年言ってるけど(^_^;)』
はい、夏のトークあるあるです(^^ゞ
確かに毎年出てくるこのトーク。実際どうなのか・・。ちょっと倉敷の気温変化を調べてみました。
私が少年だった頃(10才)と今現在です(^^)
この35年間で、年によっては上下に変動しながらも気温は少しずつ上昇していってるんです!!
8月の平均気温に着目してみましょう。
たった2.8℃の差?いえいえ、この2.8℃差の25.7℃は新見市の7月上旬の気温と同じくらいなんです。
こうしてみると、夏のトークあるあるは「気のせい」ではなさそうですね!
さて、前回で告知していた「資産価値の高い家」とはどんな家なのか?
地震に強くバリアブル(間取りを変えられる)であることは常識の基準だと考えます。
私たちの家づくりも耐震等級3(最高等級)とバリアブルであることは必須です!
それと併せて重要なのが〈快適性〉です。
「高気密高断熱だから快適ですよ!」ってフレーズ聞いたことないですか?
残念ながら全く違うんです!
②日射遮蔽
③自然風利用
④昼光利用
⑤日射熱利用暖房
これらは、以前にも少しお話した「パッシブデザイン」の重要5項目です。
大手のハウスメーカーや多くの工務店では「①断熱」と「気密性」のみを重要視しているのが現状です。
パッシブデザイン5項目はリンクしていて、それらを設計してバランスをとることで初めて〈春夏秋冬〉快適な住まいになるんです(^^)
ちなみに、パッシブデザインでは「気密性」は「①断熱」とセットとして考えられているので安心してください♪
はじめに書いた夏の暑さ対策はなかなか厄介ですが、比較的簡単に出来る対策を1つ!
窓の外側に「すだれ」をかける、これだけで窓から入る熱のなんと83%をカットしてくれるんです!
最近では、すだれと同じ効果の「シェード」や「外付けブラインド」といった洋風の外観にもマッチするデザインの物もあるので、夏によく日差しが当たってしまう窓への設置を検討してみてはいかがでしょうか。
室温が2~3℃変わるだけでも体感的には大きな差ですよね!
『窓の日よけは外でしよう!』いくつかあるパッシブ標語の一つです(^^)
ビックリするほど効果的ですよ(^^)/
次回はパッシブデザインをもう少し具体的に掘り下げてみたいと思います。
〈夏の暑さ対策 例〉
上から順に、すだれ、シェード、外付けブラインド