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2023.01.11 / おうちのコラム 部屋が寒すぎると人体は? おうちコラム vol.60

明けましておめでとうございます。
昨年は皆様には大変お世話になりました。
謹んで御礼申し上げます。
2023年も変わらぬご愛顧の程宜しくお願いいたします。
 
さて、年明けは天候にも恵まれ、比較的暖かい日が続いていますね。
ポカポカと心地いい陽射しは、身も心もリラックス出来て本当に癒されます(^.^)
改めて太陽の持つエネルギーの偉大さと、人体に与える影響の大きさを感じます。
 
自然の恵みである太陽熱を窓から取り込み、冬の室温を上げ暖かい部屋を実現しようと頑張っている私たち工務店と、すでに“耳タコ”だと思われる皆さんにとっては、暖かさが「ヒートショックの抑制や気管支疾患の改善などの健康性に直結する」事はもはや常識(^^)v
 
そこで今回は、“部屋が寒すぎると人体はどうなる?”といった内容について興味深い記事を見つけたのでお伝えしたいと思います。
英国公共放送BBCの記事によると、気温10℃で寒さを体感するという実験を行った時の内容が記されています。
目的は「住んでいる家が寒いと体にどう影響するのか。そして10度などというそれほど寒くなさそうな気温でも、なぜ命にかかわることがあるのか。」を探るため。
 
「それほど寒そうには聞こえないけれども、生理学的には本当に体に負担になっている」
「(英国で)暖房代が払えない人の家の平均室温が10度」
と、英サウスウェールズ大学のデミアン・ベイリー教授は言います。
 
まず気温21℃の温風を浴び体を温めた後、気温を10℃まで下げていく過程での体温・心拍数・血圧・脳への血流を測定するモニター・超音波による首の頸動脈の観測・呼気の内容など身体の反応を計測・分析していきます。
 
主な身体の反応は以下の通り。
 

室内の気温低下で
・18℃まで下がったところで汗は引き、体を温めようと腕の毛は立ちあがる。
・主要臓器への温かい血流を維持するため、末端の血管が収縮し指先は冷たくなる。
・室温11.5℃で熱を作り出すため(筋肉が)震えだす。
・脳への血流が20%低下し知的活動に影響が出る。
・心拍数が上がり呼吸回数が増える。
・血圧が上がる。(心筋梗塞や脳梗塞の原因に)
・血液の粘度が高くなりベタつく。(心臓発作や脳卒中の原因に)
 
その他にも、気管支疾患や免疫活動の低下による季節性のインフルエンザなどへの感染など、様々なリスクが高くなります。

 
こうやって見ると、人が「寒い」と感じる気温は充分人体に大きな影響を与えてしまう事が分かりますね。
ましてやこれが7℃や5℃といった一桁となると…。
 
「暖かい住まい」の大切さをしっかり理解し、心も身体も健康で快適な暮らしを実現できるよう普段の服装はもちろん、カーテンの種類や開閉のタイミングなど、身近なところから見直していきましょう。