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2022.12.28 / おうちのコラム その窓、危険かも!? おうちコラム vol.59

「窓」
普段の暮らしの中で何となく触れている「窓」ですが、窓には様々な役割があります。
 
眺望を楽しむ窓。
明るさを生み出す窓。
風を導く窓。
太陽熱を取り込む窓。
などなど。
 
改めて書き出してみるとその重要性が良く解ります。
しかし、計画的且つ適材適所に配置しないとデメリットの方が大きくなってしまいます。
 
例えば冬。
敷地の北側に道路がある場合、その敷地の南側に隣家が建っているケースはよくあります。
敷地が広ければ問題ない場合もありますが、住宅地ではおおよそ50坪前後というのが一般的。
そこにハウスメーカーさんの展開する「○○種類のプランから選べます!」の中から選んでお家を建てたとしましょう。
 
そのお家にはリビングの南側に当たり前のように大きな窓が配置されます。
そうすると何が起こるか…。
多くの場合、南側の隣家の陰で冬の日中何時間も陽の当たらない窓となるのです。
 
では敷地の南側に道路がある場合はどうでしょう。
先程と同様、住宅地ではその道路のさらに南側に隣家が建つケースが多いです。
ここでも当たり前のように、お家の南面、つまり道路に面して大きな窓が配置されます。
すると殆どの場合、レースのカーテンを開けることなく暮らす事になります。
 
西側に道路がある場合も、東側に道路がある場合も、計画的且つ適材適所に窓を配置しないと同じことが言えるのです。
 
建物内外の「熱」の大半は窓から移動します。
割合こそ違いますが、これは夏も冬も同様。
 
つまり“陽の当たらない大きな窓”は「たくさん熱を逃がす窓」という事になるのです。
また、南側道路で日中陽の当たる立地だとしても、ずっとレースカーテンを閉めたままだと折角の日射熱取得が妨げられてしまいます。
 

これから家づくりを計画する場合はもちろんですが、
 
眺望を楽しめない窓。
明るさを生み出さない窓。
風を導けない窓。
太陽熱を取り込めない窓。
 
こういった窓が設置されないよう、ハウスメーカーや工務店に任せきりにせず、しっかり注意する必要があります。
 

もし今お住まいのお家にそういった窓がある場合、最低限室内の熱が逃げないよう厚手のカーテンなどで覆っておくのが効果的。
ただし、暗くなってしまう恐れがある窓については「ハニカムスクリーン」がおすすめ。
ハニカム
 

特に陽の当たりにくいリビングの大きな窓には、レースカーテンと違い熱を逃しにくく且つ光も通す事ができます。
 
寒さが一層厳しくなるこれからの季節、健康のためにも「危険な窓」は早めに対策を行いましょう!