2017.03.02 / 中藤 貴雄 自然素材の力。
またまた忙しさにかまけて更新が手薄に・・・。
今回は、前回少し触れていました先日の東京出張2日目の左官業者さん視察のお話を
『せっかく東京まで出張に行くので、出来る限り予定はパンパンに入れておきたい』
という個人的な思いから今何を学んで帰るべきか検討した結果、
新年のネクサス通信vol.35でもお伝えしましたが
今後ご提案するべき自然素材について学ぶことに決定
そこで最近気になっていた“漆喰”をメインに 空間づくりのご提案を続けられている
ナチュラワイズさんにお邪魔して来ました
ご覧のとおり商談スペースをモデルルームとして公開されており、
無垢材やタイル、レンガと合わせた漆喰のイメージが一目でわかります
左官工事の歴史も永く、技術・知識も豊富で、
私の中でずっと引っかかっていた、 近年販売されている素材に対する疑問や
使用リスクについても 包み隠さず教えて下さいました。
これは私たちが普段から接している木材も同じで、
漆喰や珪藻土といった自然素材は 常に呼吸をしています。
湿気を吸ったり吐いたりしています。
これにより収縮したり膨張したり。
隙間が出来たり小さな亀裂が入ったりしてしまうんです。
『えっそんな素材を使うのは怖いわ・・・』 そう思う人もいるかもしれませんね
しかぁ~し
自然素材は湿度を調整したり匂いを分解したり空気を浄化したりと
さまざまな形で住む人を癒してくれます
また、汚れにくい工夫を盛り込んだ設計や、
自分でも簡単にメンテナンスできる素材選びなど ちょっとしたアイデアで
自然素材と暮らし易くすることが出来るんです
住まいと共に暮らす。
そこには愛着がわき
帰りたくなる暮らしが生まれます
今回快く訪問させて下さった八幡専務
施工現場まで案内してくださった斎藤さん、清水さん
大変お世話になりました
また伺いますね
P.S.参考までに下の写真。
モルタルで作られた造形と呼ばれる技術。
本文中の写真にある玄関横の窓の飾りを
若い職人さんが腕を競い合いながら仕上げたそうです。
このお話を聞きながら、私も大工をしてた頃、
年の近い大工仲間とカンナの仕上がりで
『俺が柱を削ると光って顔が映るよ』
『いやいや、俺のはハエも止まれんよ』
なんて言いながら刺激し合っていたのを思い出しました