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2021.08.17 / 中藤 貴雄 夏と言えば!? おうちコラム vol.46

皆さん、覚えていますでしょうか?
 
夏といえば、海や川、キャンプやBBQなどが頭に浮かぶと思います。‥が(^ ^)
ネクサス通信愛読者の皆さんならもうお分かりですね!
そうです、夏といえば、“日よけは外で”です(^ ^)
 

パッシブデザイン5項目
改めて、おさらいしておきましょう(^ ^)
“夏”の重要な快適要素である「日射遮蔽」。日射遮蔽とは、読んで字の如く「陽射し(日射)」を「遮る(遮蔽)」ことを言います。
 
つまり“いかに陽射し(日射)を窓に当てないか”ということになります。
(逆に、冬は“どれだけ窓に陽射し(日射)が当たるか”が鍵になります。)

 
日射は物に当たると熱に変わるという性質を持っています。
そんな日射の特性を活かして、夏は窓に影を作り直接日射が当たらない様にし、冬はしっかりと熱を取り込むために出来るだけ窓に影が落ちない様な工夫をする事で、室内に入り込む熱をコントロールする事が出来るのです(^ ^)
 
そもそも熱は高い方から低い方に移動します。
夏は屋外から室内へ、冬は室内から屋外へといった感じ(^ ^)
その際、熱の移動する割合が最も大きいのが“窓”なのです。
例えば、夏は屋外から室内に侵入してくる熱のうち約73%が窓からで、冬は暖房などで暖まった室内の熱の約58%が窓から屋外へ逃げていきます。
 
つまり何も対策をしていない状態だと、夏にエアコンをかけても効かないと感じたり、冬にいくらエアコンやファンヒーターをかけても寒かったりというわけです。
 
そこで熱の移動を遮るために、夏は屋外側、冬は室内側の対策が効果的になります。
夏は窓の外に“ひさし”や“すだれ”、“アウターシェード”、“外付けブラインド”などを付けるのが効果大!
室温の上昇を大幅に軽減し、冷房効率も格段に良くなります(^-^)
 
厚手のカーテンやハニカムスクリーン(弊社でも採用することが多いです)は、溜めた熱を逃げにくくする為に特に効果が高いアイテムです。
冬の天気の良い日中はカーテンを開け、日射取得により室温を上げた後、夕方以降に降ろして暖まった熱を逃がさないといった使い方が効果大!(^ ^)
 
弊社では一年で1番暑い時期(8月20日前後)と1番寒い時期(2月10日前後) について専用のソフトを使って陽当たりの状況を事前に確認(日照シミュレーション)を行い、庇の長さや窓の大きさ、位置などを検討しています。
 
やればやるだけ良いとは分かっていてもそこはやはり予算のあるもの‥。
先ずは本質である建物本体の性能を上げ、夏冬の1番厳しい時期をいかに快適に過ごせる住まいに出来るかが重要です(^-^)
 
その上で、だんだん気温が上がってくる中間期(特に夏前シーズン)の対策が出来れば尚良し(^ ^)
先程挙げた“すだれ”や“アウターシェード”は比較的安価で簡単に設置出来るので、生活の実態を考慮し暮らしに合わせて後々追加するのも良いと思います(^ ^)
 
このように、自分たちに合った「最適解」を探しながら暮らせるのも、パッシブデザインならではの楽しみ方なのです(^O^)♪
 
P.S. ちなみに窓に付いている網戸、これも日射遮蔽の効果があります♪
という事はつまり、冬には南側の窓に付く網戸を外す事でより多く日射取得が出来るようになるのです。