2021.07.16 / 中藤 貴雄 オールドスタンダード
今皆さんにご覧いただいていますこの記事、久しぶりにいつものBARで書いています(^ ^)
はい、皆様お察しの通り本日は6月21日、岡山県の緊急事態宣言解除後の初日です。
一気にお客さんが増えると、また感染者数が増大するかもしれないという不安を抱えつつ、複雑な感情でのスタートである事は察するに容易で。
現時点で私たちが個人として出来る事は、言うまでもなく個々として出来る最大限の対策をし、同じ街で暮らすコロナで甚大な影響を受けた方たちに対し、可能な範囲で「行動する」ことだと私は考えます。
一日も早く、以前のように賑わいのある街に戻って欲しいと心より願っています。
さて、そんなコロナ禍で生まれた「ニューノーマル」という暮らし方。
文字通り「新しい形が常態化」してきましたね。
例えば、よく言われるのが会議や講義の“オンライン”での開催。
最初はわざわざ東京や大阪の会場に行かなくても、興味のある勉強会や講義に参加できるという手軽さが良いなと感じていました。
しかし、私の順応性が高いのか集中力の問題なのか(^ ^;)次第に「ながら受講」をする様になったのです。
簡単に言うと、事務所でパソコンの前に座り講義を受けながら別の仕事を傍で行うといった状態‥。
その結果、せっかくの講義の内容があまり頭に入っていないという事態に‥∑(゚Д゚)
私に限っての事かもしれませんが、最近思う事があります‥。
オンラインでの会議や講義はとても便利です。
前出の通り、東京であろうが沖縄であろうが、移動せずに事務所で参加する事が出来ます(^ ^)
しかし‥、何かが足りない‥。移動時間も削減でき交通費も掛からないという、とても効率的でメリットの大きい話。
ただ、参加者の人達と繋がらない‥。
「久しぶり!元気そうやね!」が直接言えないんです(ToT)
「この前Facebookで書いてあったアレってどうなった??」って顔を見ながら聞けないんです(ToT)
そして人が好きな私にとって最も重要で、最も大切だと考える“懇親会”での交流が出来ない‥ (ToT)
懇親会での話が最も確信を突いていて、深くて為になり、内容が濃い事がほとんど(^ ^;)
また、現地に行ってこそ感じられる空気感や緊張感もあります。
わざわざ現地に出向いたからこそ真剣に聴き入ることができる話もあります。
時間をかけて参加したからこそ、貴重な出会いになる事も多々あります。
言わば「オールドスタンダード」、旧基準の暮らし方。
「ニューノーマル」が推奨される昨今、情勢を鑑みると致し方ありません。
しかしながら、やはり今まで通りの人と人との心の繋がりは、今後もAIには置き換えられない、「人」として生を受けた私たちの“特権”であり“証”であり“責任”であり。
そう考えると、一日も早い新型コロナウイルス感染症の克服と、「ニューノーマル」社会の中での「オールドスタンダード」の在り方を再考してみる必要があるんではないでしょうか。
合理的な考え方も効率的な行動指針、変革や改革ももちろん大切ですが、私個人としては、少なくとも未来が今まで通り「心の通い合う、人が暮らす社会」であってくれる事を切に願います(^ ^)