2017.01.18 / 中藤 貴雄 (続)“性能”は一見に如かず
今回は、前回お伝えしました「YKKap体感ショールーム」のその他のブースを一挙にご紹介
その前に、新幹線の中から初めてキレイに見えた“FUJIYAMA”の写真をどうぞ
年の初めに良いことがありそうな予感がするのでお裾分けです
まずは「基本性能の体感」
窓が住宅の室内環境に与える影響は、断熱性能だけではないんです
ここでは「遮熱」や「遮音」といったテーマで体感することが出来ます。
それでは「遮熱」について。
一般的に住宅に使われる窓ガラスには、単板ガラス(一枚ガラス)、複層ガラス、Low-E複層ガラスがあります。
また、Low-E複層ガラスは、“遮熱高断熱複層ガラス”と“高断熱複層ガラス”に分けられます。
これらの性能差を、実数値を見ながら違いを確認することが出来ます。
次に「遮音」。
以外に見落としがちなのがこの遮音。
単板ガラスの窓より、複層ガラスの窓の方がやはり静かにはなります。
しかし
重要なのは窓のタイプなんです
交通量の多い道路に面した窓は、横に引くタイプの“引違い窓”ではなく、前に飛び出すタイプの“スベリ出し窓”を設置する方がずっと静かなんですね
これも、実際ここで再確認することが出来ました
結露の状態も確認することが出来ましたよ
「複層ガラス+アルミフレーム」の窓ではガラス面に結露はおきなかったけど、フレームにビッシリと結露が確認できました。
しかし「複層ガラス+樹脂フレーム」の窓では、フレームの角にごく微量の水滴が見られた程度。
まさに雲泥の差
結露が起こりにくいということはカビの発生も抑制されるので、暖かさや静かさと併せて、窓は心身ともに直接的に健康に影響する大きな存在であることを、今回の視察で再認識することが出来ました
次回は、出張2日目の左官業者さん視察のお話を