2021.06.29 / 中藤 貴雄 そこに愛はあるんか!?
今年は昨年より20日ほど早い梅雨入りということで、色々と予定の変更を余儀なくされた方も多いのではないでしょうか。
梅雨入り当初は雨も多く、長期天気予報も「雨」か「雨時々曇り」しかないといった状態で、5月後半に予定の多かった弊社も毎日天気予報を見てはヒヤヒヤしていました(^ ^;
しかし実際は、5月22日〜23日のS様邸完成体感会、26日のS様邸の完成写真撮影、28日のスタッフ写真の撮影inブランチ北長瀬。
全て晴れ☀ 何という引きの良さ!(^ ^)
実は弊社には‥、“雨予報を晴れには変えられないけど曇りくらいまでになら変えられる”という微妙なパワーを持つ、晴れ女ならぬ自称『曇り女』が居ります。
この度のイベント毎の晴れ間は、間違いなく半分は『曇り女 濱本』のおかげだと確信しております(^ ^)
先日、雑誌の取材でお邪魔したY様邸、元々は弊社が考える“快適と空間デザインの融合”を形にしたコンセプトモデルハウス。
2018年からオーナーとしてお住まいのY様ご家族は、私たちの家づくりに対する考え方やデザインに共感して下さっていて、OB様邸訪問や取材に、奥様もご主人も、お子様までもがいつも快くご協力くださいます。
そんなY様邸を撮影して下さったのが、岡山県ではお馴染みの住宅雑誌「名作住宅」で魅力的な写真を撮り続けている建築カメラマンの淺沼氏。
建築以外にカメラを向けたいという衝動に駆られないと言い、娘さんの写真は“スタジオアリス”にお任せしているとか。
理由は簡単で、「とても上手に撮ってくれるから」(^ ^)
住宅の表情を切り取る淺沼氏
しかし建物となると話は変わります。
「アシスタントとして大阪のスタジオで人物撮影の現場にいて、その人物の最高の表情を切り取れたと思った写真もお客さんの“ちょっと違う”の一言でボツになる。
それに憤りを感じて、もともと住宅建築が好きだった事もあり建築に特化したカメラマンの道に。」
そしてこう続けます。
「正直、撮影する住宅は見所が多く個性的なものばかりではありません。よくある構図で普通に撮ってしまうと普通の家。だからファインダーを覗きながら愛をもってその住宅の“最高の表情”を探します。」
これまでもY様邸は何度か撮影と取材をさせて頂いています。
完成写真はもちろん、SE構法の会報誌「network SE」をはじめ雑誌や住宅系フリーペーパーなど。
皆さん素敵な写真を撮ってくれる素晴らしいカメラマンさんです。
それぞれカメラマンの感性や視点で、切り取られる住宅の“表情”は全く変わるのです。
どの写真が1番でどの写真がダメで。そう言った話ではなく、どの写真がより自分の感性に近いのかによって写真の良し悪しも変わります。
これはネクサスアーキテクトの家づくりに対する考え方とも通ずるところです。
「その人物の最高の表情を切り取れたと思った写真もお客さんの“ちょっと違う”の一言でボツになる。それに憤りを感じて‥。」
これだけ聞くと少し乱暴にも聞こえますが、結局のところ
同じものを同じように美しい と感じられなかった、
同じものを同じように大切 だと感じられなかった、ということ。
願わくば価値観の同じパートナーと時間を共にしたいと思うのは、ビジネスでもプライベートでも違いはないですよね(^ ^)
「いつもの表情と違う‥。」と捉えるのか、「自分では気付かなかった表情が見れた。」と捉えるのか。
プライベートもビジネスも、『そこに愛はあるんか?』という目線で価値を見出す必要があると改めて感じた時間でした(^ ^)